今回は、VBE の参照設定ダイアログに挑戦します。
改造前。
リストビューが小さくて使いづらい上に、場所欄のパスが切れてしまって肝心のライブラリ名が分かりません。
一方、改造後。
リストビューが広くなりました。見やすいです。さらに、場所欄のパスが一行に収まりきらない場合は、折り返してすべて表示されるようにしました。
さて、VBE の日本語リソース ファイルは通常、下記にあります (Access 2003 の場合です)。
C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\VBA\VBA6\1041\VBE6INTL.DLL
今回は、リソースエディタに Resource Hacker を使いません。さすがに最近のリソースファイルには対応できなくなったようで、VBE6INTL.DLL を Resource Hacker で編集するとリソースが破壊されます (昔は大丈夫だったんですけどね)。
そこで、代わりに XN Resource Editor を使うことにします。使用バージョンは、3.0.0.1 です。
VBE6INTL.DLL を開き、Dialog/4040/日本語 を編集します。
注意点としては、XN Resource Editor のバグで、プロパティを変更した後フォーカスを移動させておかないと、変更が保存されません。
あと、やはり XN Resource Editor の (おそらく) バグで、スタティックコントロールをピクチャと誤認する場合があるようです。そのせいで、場所欄を折り返し可能にする (SS_LEFTNOWORDWRAP フラグ (0x0000000C) をオフにする) 修正はバイナリエディタで直接編集しました。
上記のような注意が必要なのはフリーのリソースエディタを使うからで、シェアウェアや商用製品付属のリソースエディタなら、もう少し安定して使えるのではないかと思います。
参照設定ダイアログの使い勝手にご不満の方は、ぜひお試しを。
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