文京区立図書館のオンライン検索システムが、最近入れ替わりました。
前のシステムはかなり古い感じで、操作性もレスポンスも最悪だったので、このリニューアルには一利用者として ちょっと期待していました。
前はどんな感じだったかと言うと、検索してもまったく返ってこないことがしばしば。インターネット検索だけではなく、図書館内の専用 PC からも同じ状況で (結局、館内からもインターネット接続だったのでしょうか?)、挙げ句の果てには司書さんによって「使えません」という張り紙をされていましたから、もはや不満や不便を通り越し、失笑してそっと目をそらすレベルでした。
さて、リニューアルして、たしかにレスポンスは良くなりました。いろいろ便利な機能も増えています。特に、インターネットで貸出延長処理ができるというのは嬉しい。
ですが。以前から存在していた (個人的に) 最悪の問題だけは、まったく何も変わっていませんでした。
証拠をご覧ください。
「PHP」でタイトル検索して、1546 件ですよ。PHP って、そんなにメジャーな言語だったのか、と一瞬仰天するかもしれませんが、よくご覧ください。どう見ても、この検索結果の九割以上はタイトルに「PHP」を含まない「PHP研究所」刊行本です。
タイトルで検索しているはずなのに、レーベル名のようなメタ情報まで検索対象に入っています。
検索条件はすでに「タイトル」指定ですから、これ以上絞り込みようがありません。
プログラミング言語「PHP」の本を探している人は、「干草の山の中から針を探す」を実践せざるをえませんね。検索の設計が以前と同じク○仕様なところを見ると、ベンダーは前と同じところでしょうか (URL からすると京セラ丸善の CALIS/CARIN ?)。
よく見ると、本当のタイトル部分にだけリンクが貼られていますから、DB 的には明らかにタイトルとサブタイトル、レーベルが別カラムになっていると推測されます。だから、「元データが一カラムにブチ込まれていたので、システム的にどうしようもありませんでした」という言い訳は成立しません。百歩譲って、タイトル検索の対象にサブタイトルを含めるのはまだしも、レーベルまで含めるのはちょっと電波 入ってませんか?
図書館システムは Web API も公開していませんから、 利便性のためには当然スクレイピングしたいところですが、うかつにクロールすると逮捕される危険性がありますから、やめておきます。
とりあえず、このシステム入れ替えにかかった費用分の区民税を返してください。
私だったら図書館に直接言っちゃうな~。
返信削除リニューアルしたばかりなら修正してくれるかも?
一応、解決しました。
返信削除http://dirtysexyquery.blogspot.com/2011/01/library-search2.html
なんか微妙ですが…。