2012年6月10日日曜日

BlueGriffon をインストールしたら最初にやっておきたい7箇条

BlueGriffon をインストールしたら、まずやっておきたいことをメモ。

1. 長い行を折り返さない


[ツール]-[オプション]-[ソース] タブ-[長い行を折り返す] のチェックを外します。

折り返しが有効だと、日本語の文章の場合は変なところで改行が入って、まったく整形になりません。

日本語以外の文書も作成する方は、[次の言語には折り返しを適用しない] の下の言語指定欄に「ja-JP」と入力する方でも良いと思います。

参考:
フリーのHTMLエディター、BlueGriffonを使ってみた感想
HTML5もサポートした多機能なオープンソースHTMLエディタ、BlueGriffon
BlueGriffonのWrap機能は無効に

2. 一日の最初に起動した時のみ更新版を確認する


[ツール]-[オプション]-[更新] タブ-[一日の最初に起動した時のみ] を選択します(既定では [BlueGriffon の起動時] になっています)。

必須の変更ではないですが、一日に何回も再起動を繰り返す可能性のある場合や、ネットワーク環境が遅いので更新確認による重さがストレスになるような場合は、変更しておいたほうがいいでしょう。

ちなみに、非公式ビルドを使っている場合はこの辺どうするのが良いか、やや微妙ですね。チェック外しちゃっても良いかもしれません。

…とここまで書いておいていまさらですが、1.5.2 ではバグにより機能していません([一日の最初に起動した時のみ] を選択しても、結局 [BlueGriffon の起動時] と同じ動作になる)。そのうち直ると思いますので、気長に待ちましょう。

3. 不要な言語パックを削除/無効化する


[ツール]-[アドオン]-[Languages] タブから、不要な言語パックを削除します。

使わないからといって、一概に有って害になっているとは思わないですが、何らかのオーバーヘッドがかかっているかもしれないと思うと、気分的にどうも気になります。

絶対に使わないと分かっている言語は削除で、いつか使うかもしれないと思われる言語は無効化すると、スッキリします。

自分の場合は、日英の二つあればじゅうぶんですかね。

4. 不要な拡張機能を削除/無効化する


[ツール]-[アドオン]-[Extensions] タブから、不要な拡張機能を削除します。

BlueGriffon のビジネスモデルというのは、基本機能は無料で提供し、それ以上の機能を求めるユーザーには有償の拡張を購入してもらう、という形で成り立っています(公式インストーラにツールバーを同梱しているのも、その一環のはず)。

OSS の開発者はストックオプション長者か、さもなくば霞を食って無料で開発すべきという思想の持ち主からは、あまり好意的な反応は期待できないでしょうけれど、現実問題として開発者が何らかの形で生計立てないと開発自体が止まりますから、個人情報抜いてマッチング広告垂れ流されるより、ぜんぜん良いモデルじゃないかと、個人的には思っています。

それはともかく、BlueGriffon の場合、有償アドオン(のスタブ)が最初から有効化されていて、その機能を使おうとすると購入リンクに飛ばされます。だいたいどの機能も、現在のレート(1ユーロ=約百円)で250円から高くても千円未満なので、別に使いたければ購入すれば良いし、そうじゃなければ買わないだけの話なんですが、メニューやアイコンからだけでは標準機能なのか有償アドオンなのか識別できないので、慣れない最初のうちは買う気も無いのに無駄に購入リンクを踏みまくるという現象が起きます。

そこで、当座買わないということがはっきりしているアドオンについては、無効化または削除しておくとストレスが減ります。

[Extensions] タブ上の説明文が「STUB for ...」で始まっているアドオンは、全部有償アドオンのスタブです。まったく興味の無いアドオンは削除して、要検討・保留なアドオンは一時無効化しておくと良いでしょう。


そういえば、まったくの余談ですけれど、Google グループ見ていると、最近「アドオンが有償ってどうよ」みたいな発言が流れて、開発者さんが「俺が休日や睡眠時間削って半年がかりで作ったものに、ビール二杯分の価値もねえってのか?!」(超訳)とキレてましたが…。まあね、アプリなんか無料か割れが当たり前と思っている人には、毎年値上げしていくタバコの本数を減らしながら、Access 欲しさに自腹で Microsoft Office Professional を購入し、財布自体の値段より少ない中身を覗いてそっと涙をこらえるリーマンの気持ちは分からないですよ。え、それとこれとはまったく話が違う? そうですか、違いますか…。

5. HTML5 テンプレートを差し替える

え、BlueGriffon って HTML5 対応済みじゃなかったの? という方もいらっしゃると思いますが、ウィザードを使わないで新規作成した場合は XHTML になる(バグだったようです)とか、ウィザードで HTML5 を選んでもテンプレートが古いまま、みたいな、微妙にどこを向いているのか分からない問題があります。

「やっぱ HTML5 っしょ」という木村拓哉な方は、下記を参考に設定を更新するとよいですね。

参考:
気ままな森 » BlueGriffon と aptana STUDIO3 で HTML5 (1/2)

6. 拡張機能を追加する

4 の逆ですけれど、すでに書いたように、標準機能のみの BlueGriffon は、けっこうシンプルです。そのシンプルさがいいという意見ももちろんあるんですが、なんというか、まあ、ちょっとずつ、いろいろ足りない感じでもあります。

そこで、アドオンで補えるものは、追加してしまいましょう。有償アドオンでも、その価値があると思えば購入すれば良いです。CSS を細かく編集できる CSS Pro Editor とか、プレビュー画面とソース画面をならべて表示できる Active View あたりは、割とニーズがありそうな気がします。後者なんか、マイルドセブン一箱より安いですからね…。

今のところアドオンを買う気は無い、という方も、フリーのアドオンなら(数は少ないですが)入れてみて損はないはず。

公式のアドオンサイトにも、FTP 機能を統合する FireFTP のようにフリーの物も含まれていますから、一度チェックしてみてはいかがでしょうか(画像は、公式より)。

ちなみに自分もいくつかリリースしていますので、よろしかったらどうぞ。


以上です。

え、6つしか無い? いいんだよ、細けえ事は。

プログラマーは二進数慣れしてるから、三つ以上は「たくさん」で一緒なんだよ。←暴論

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