を作ってみました。
BlueGriffon には、選択中の要素のヒエラルキーをブレッドクラム(パンくずリスト)風に表示する構成バーというものが備わっています。
Firefox のページ調査ツール(Page Inspector)に似ているので、BlueGriffon を使ったことがない方でもイメージはしやすいかと思います。
WYSIWYG エディタという性質上、マウスクリックでは微妙に要素選択の狙いがずれたり、画面からでは DOM を想像しづらい構造の文書を編集したりする場合に、大変便利な機能です。ただヒエラルキーが深くなってくると、横幅の関係で画面内には全部を表示しきれない場合も出てきます。もちろんこれは止むを得ないわけですが、BlueGriffon の場合は各要素にタグを示す < と > が付いて表示されるので、一画面内に表示可能な要素が余計少なくなっているきらいがあります。でもよく考えたら、構成バーの構成要素はおおむね HTML 要素に決まっています。それを < と > で括る必要性って、ありますかね。実際、Firefox のページ調査ツールには、そんな山括弧は付いていません。付いていなくても、たぶんユーザーは困らないです。
ちょっと調べてみたのですが、旧バージョンの BlueGriffon の構成バーは、こんな感じだったようです。
構成要素間の区切りがデザイン上は存在しないので、代わりに一要素単位を山括弧で区別していたわけですね。なるほど、これなら山括弧が必要だったのも、うなずけます。現在はデザインが代わっていて、構成要素間の区切りが CSS で表現されているわけですが、山括弧を用いた旧ロジックにまでは手が加わらなかったものと推測できます。
そこで、この尾てい骨のような古代の痕跡を削除して、構成バーをよりスリムにする拡張を作ってみました。
拡張を入れると、こんな感じになります。
印象はあんまり変わらないと思いますが、少し余計に要素を表示できるようになりました。
SkyDrive の公開フォルダから slimstructurebar.xpi をローカルにダウンロードして BlueGriffon にインストールしてください。
インストールは [ツール]-[アドオン]-[アドオンツール] ボタン -[ファイルからアドオンをインストール] で行うか、またはアドオンマネージャに xpi をドラッグ&ドロップしてください。
再起動すると、インストール完了です。
なんか毎回微妙な拡張ネタが続いていて、そろそろ本気出す、とか言いたいところですが、本気出してこんなもんです。
ChangeLog:
1.0.1.20120625
- 地域化リソースのアドオン名の表記を修正
1.0.0.20120622
- バージョン表記が「0.1.0」になっていたのを「1.0.0」に修正。それだけ。
1.0.0.20120620
- 公開
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